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高速道路での逆走車にご注意

 もしも高速道路を走行中に逆走車に遭遇したらどうしますか?今回は、逆走車への対応と自分が逆走しないための注意点や、もし自分自身が逆走してしまった場合の対処法についての情報と知識を紹介します。 

逆走事案発生件数の推移と運転者の年齢の関係

 逆走事案発生件数は、毎年200件程度発生しています。つまり、約2日に1回は全国のどこかで逆走事案が発生しているということになります。逆走したドライバーを年齢別に見ますと高齢者が多く、約7割が65歳以上で、うち半数近い45%75歳以上が占めており、高齢になるにつれ低下しがちな認知機能との因果関係も推測されます。
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出典:警察の協力を得て国土交通省・高速道路会社が作成
https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/reverse_run/pdf08/03.pdf

逆走の発生原因は?

 逆走行為の原因の多くは、標識や走行指示表示などの見落としによるものです。インターチェンジやジャンクション周辺では目的の出口を通過してしまった際や、本線に入る際に分岐点を通り過ぎしまった際に無理にUターンしてしまうことが逆走のきっかけになります。道を間違えて戻ろうと逆走したケースや、ドライバーが無自覚のまま逆走し続けているケースも多く、その危険性の高さがうかがえます。また、近年の逆走の特徴として、カーナビゲーションの指示を盲信してしまうことが要因となっているとも考えられています。高速道路の走行時に限りませんが、つねに自分の目で案内標識を確認して進路を決定することを心がけましょう。

 上りと下りの車線が明確に分けられ構造上、越えられない中央分離帯が設けられている高速道路の場合、逆走に至った原因、すなわち反対方向に走るきっかけとなった場所があります。データによればその場所(逆走開始箇所)の約5割インターチェンジまたはジャンクションとなっており、高速道路の進入時に判断ミスにより誤った進行方向を走行してしまうことが原因となります。一方、逆走開始箇所の約2割本線上ですが、こちらはサービスエリアまたはパーキングエリアで入り口から出てしまった、もしくは降りようとしたインターチェンジを通り過ぎてしまいその場で慌ててUターンをしてしまった、などといったケースが考えられます。
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逆走を防ぐための対策は?

逆走を防ぐために高速道路では様々な逆走対策をしています。

高速道路の路面等に矢印を表示し、車両の進行方向を示すことで、逆走を防止しています。

SAや料金所から高速道路本線へと合流するときに、行き先を間違えて誤った方向へ進むことがないよう、合流部分にラバーポールを設置しています。

料金所通過後に誤って対向車線に進入することを防ぐため、料金所プラザ部の締め切り対策を実施しています。

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合流部分ラバーポール.jpg

ETC通過後ラバーポール.jpg

 

もし逆走車に遭遇してしまったら?

 走行車線を走行中、追い越し車線をこちらに向かって走ってくる逆走車に遭遇してしまったらどうしますか?逆走車両のドライバーは自分が反対側を走っていることに気づいていない、もしくは気づいていてもどうすればいいかわからずパニック状態にある可能性が高いため、遭遇したら即通報することが必要となります。衝突しないよう速度を落として走り、同乗者が110番通報、もしくは最寄りの非常電話を使い通報します。料金所が近い場合はスタッフに直接伝えることも可能です。これにより情報板やハイウェイラジオで情報を拡散され、走行中のドライバーに注意を促す措置が取られます。

 

誤って自身が逆走してしまったらどうする?

2601_2_3.png また、万が一自分が「逆走している」と気づいた時は即座にハザードランプを点灯させ路肩に停車します。このとき、注意すべき点は逆走しているため、路肩が右側になるという点です。誤って左側に停車してしまうと、追い越し車線側へ停車することになってしまい、より一層危険度が増してしまいます。停車後は自身や同乗者の安全を確保するため、周りに十分気をつけて車両から降り、ガードレールの外などに避難して110番もしくは非常電話で通報します。車内待機は衝突される可能性があるため危険です。 

 

最後に

 高速道路での逆走は、重大な事故や死傷につながる非常に危険な行為です。近年、ニュースでも頻繁に取り上げられるこの問題は、運転者のちょっとした判断ミスや注意不足から発生することがほとんどです。逆走が起こりやすい場所や状況を事前に知っておくこと、そして万が一逆走車に遭遇した場合や自分が逆走してしまった場合の正しい対処法を理解しておくことが重要です。慌てず冷静に行動できる準備をしておくことで、事故を防ぎ、命を守ることができます。日頃から安全意識を高め、見落としに注意しながら基本的な交通ルールを守ることが、私たち一人ひとりにできる最大の事故防止策です。