社用車を持ち業務で自動車を使用している企業にとって、従業員の安全確保はもちろん、企業の信用を守るためにも、安全運転を徹底することは非常に重要です。
しかし、安全運転を徹底するためには果たしてどのような対策を行えばよいのだろう?と、お悩みの企業担当者も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、企業の安全運転対策において、その代表的な取り組み事例を、安全運転意識向上のポイントとともにご紹介していきます。
1. 企業では安全運転対策が重要!

自動車を業務に使う企業にとって、交通事故は従業員個人へのダメージだけではなく、企業全体にも影響を及ぼしかねないリスクになります。
従業員が事故により負傷してしまった場合、一時的もしくは復職が困難になり永久に貴重な人材を失うことにもなりかねず、従業員個人の人生にも影響を及ぼす可能性があります。
また、人身事故・物損事故に関わらず、もしも事故により第三者への損害があれば慰謝料や賠償金、また車両の修理費などによる経済的ダメージ、事故後の処理に関わる人的コストなど、経済的損失を招くことにもなるでしょう。
従業員による交通事故・危険運転などは企業の教育・管理不足とみなされ、世間や取引先から信頼を失う事態にもなりかねません。
従業員を守るためにも、会社を守るためにも、安全運転への対策は欠かせないでしょう。
2. 安全運転5則とは?
企業の安全運転徹底のため、まずは警察庁により定められた、安全運転の基礎となるルール、「安全運転5則」について見ていきましょう。
安全運転5則は、以下の5つのルールからなります。
- 安全速度を必ず守る
- カーブの手前でスピードを落とす
- 交差点では必ず安全を確かめる
- 一時停止で横断歩行者の安全を守る
- 飲酒運転は絶対にしない
状況に応じた安全な速度の管理、交差点・見通しの悪い場所での安全確認の徹底、歩行者優先の意識、また違反行為であり大きな危険を伴う飲酒運転の禁止など、安全運転5則で定められているのは、どれも当たり前と言えるルールです。
しかし、この当たり前をしっかりと意識して守ることで、交通事故リスクは軽減できるでしょう。
3. 企業の安全運転対策取り組み事例
ここからは、企業が安全運転を徹底するため取り組むべき対策について、安全運転対策の取り組み事例として具体的にご紹介します。
代表的な安全運転対策取り組み事例として挙げられるのが、以下の3つです。
- 安全運転講習の実施
- ドライブレコーダーの設置
- 車両管理システムの導入
それぞれ詳しく見ていきましょう。
3-1. 安全運転講習の実施
まずは、安全運転講習の実施です。
安全運転講習で安全運転に必要な知識や技術、最新の法令、交通事故リスクなどについて学ぶことで、安全運転への意識を高めることができるでしょう。
社用車を一定台数保有している企業では安全運転管理者の選任が義務付けられていますが、管理者は年に1回「安全運転管理者講習」を受講することも義務となっており、安全運転管理者は得た知識を従業員に共有し、社内の安全運転徹底を促すのも重要な対策のひとつとなります。
3-2. ドライブレコーダーの設置

次に、ドライブレコーダーの設置です。
ドライブレコーダーを設置することで、運転状況を記録でき、運転の癖などを確認することができるほか、ドライバーがより安全運転を意識するきっかけにもなるでしょう。
また、近年では
- 前方車両への接近への警告
- 速度超過警告
- 急ブレーキ・急発進警告
など安全運転支援機能が付いているドライブレコーダーもあるため、そういったものを選ぶのもおすすめです。
3-3. 車両管理システムの導入
車両管理システムとは、企業が保有する社用車や運転者について、一元管理ができるシステムです。
点検などの基本情報から、車両の稼働状況の把握はもちろん、アルコールチェックの記録管理や運転傾向の分析、また危険運転があった際にドライバーや管理者に通知する機能など幅広い機能が搭載されており、車両管理を効率的に行えるようになるだけでなく、安全運転対策にも非常に役立ちます。
システムの導入は、日々の安全管理のために近年注目を集める取り組みと言えるでしょう。
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4. 安全運転意識向上のポイント
企業が交通安全リスクを軽減し業務を安全に行うためには、従業員が安全運転意識をより高められるよう、企業が様々な対策を実施し、環境を整えることが重要です。
企業全体で安全運転意識を向上するためのポイントとして、次の2点をご紹介します。
4-1. 運転傾向・適性を把握する
まず、運転者が自身の運転傾向・適性を把握することです。
例えば、「自分は平坦な道だとスピードを出しすぎてしまう」という自覚があれば、実際にそのような道を運転する際には、注意をしようと意識することができるでしょう。
自身の運転の癖を客観的に見ることは難しいため、ドライブレコーダーで確認を行ったり、指導員などに運転を観察してもらったりして、運転傾向を把握しておくと良いですね。
運転の特性・癖などを把握するため、運転適性診断を実施するのもおすすめです。
4-2. 業務環境を改善する
交通事故を防ぎ安全運転を行ってもらうためには、運転に集中できるような業務環境を整えることも重要です。
長時間の運転による疲労や眠気などが、交通事故の原因となることも少なくありません。
運転日報や車両管理システムによる運行状況の確認により、長時間運転になっていないか、適切に休憩が取れているか、しっかりと企業で確認を行いましょう。
長時間運転になるなど問題がある場合には、ルートの改善や人員配置の改善など、企業で業務環境を整えるための対策が必要です。
5. 効率的な車両管理にはアウトソーシングもおすすめ

交通事故リスクなどから従業員、ひいては企業活動を守るためには、適切な車両管理は非常に重要です。
車両管理システムの導入もおすすめですが、よりリスク軽減のために効果的な施策を行いたい、車両管理を強化したいという方には、車両管理のアウトソーシングもおすすめです。
車両管理をアウトソーシングすることで、
- 法令遵守・コンプライアンス強化による企業活動へのリスク軽減
- 安全運転教育のサポートによる交通事故削減
- 車両管理によるコストの適正化
など、安全運転のみならず、あらゆるポイントで企業の車両管理の最適化が叶うでしょう。
車両管理業務の負担に悩む方や、より力を入れたいとお考えの方は、ぜひ選択肢のひとつとして考えてみてください。
リンク:https://www.carmanagementservice.com/bpo/
まとめ
今回の記事では、社用車を用いる企業に重要な安全運転対策について、その具体的な取り組みの事例を、安全運転対策の重要性や安全運転意識向上のポイントとともにご紹介してきました。
従業員の安全運転意識を高め、日々業務を安全に行うことは、従業員の人生や企業そのものの未来を守るために非常に重要になるでしょう。
車両管理システムの導入や安全運転講習の実施など、ぜひこの記事を参考に、安全運転対策に力を入れてみてください。


