ナンバープレートの豆知識

車に必ずついているナンバープレート。日頃見慣れたものですが、その役割や表示される内容に意味がある事を皆さんはご存じでしょうか。そこで今回はナンバープレートについてご説明したいと思います。

ナンバープレートの役割

 現在日本の自動車保有台数は約8,000万台(2016年現在)を超え、そのうち登録されている自動車の台数は約4,800万台です。ナンバープレートは、この登録されている莫大な台数の車を管理、識別するために非常に大切な役割を果たしています。
 具体的には以下のような役割を担っています。

本来の役割

ナンバープレートの取り付けを義務付けている道路運送車両法では2つの役割を示しています。

2004_1_1.jpg1:車両が正式に登録されていることの証明
2:登録時に保安基準に適合していることの証明

付随されている役割

ナンバープレートが付いているということは、自動車登録の際にしなければならない以下の手続きが行われていることの証明にもなります。

2004_1_2.jpg1:自動車保管場所証明の取得
2:自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)契約の締結)
3:自動車重量税の納付

社会的な役割

乗用車と軽自動車、自家用車と事業用といった車両区分の区別や識別はもとより、同じナンバープレートは存在しない特性を利用して以下のような役割にも利用されます。

2004_1_3.jpg ●ひき逃げ事件などの犯罪捜査
 ●レンタカー等の乗り逃げ車両の識別

 ●有料道路の料金授受
 ●速度超過など違反車両の特定  など

 さらに、最近では地域の魅力を全国に発信することを目的とした「ご当地ナンバープレート」も交付が始まっています。導入地域は限られますが、申請を行うことで名所や旧跡など、その土地らしさのある図柄が印刷されたプレートを付けることができます。最近ではラグビーワールドカップや東京オリンピックの絵柄も話題になりました。

ナンバープレートの種類と名称

 ナンバープレートは車両区分によって3つに分かれており、その名称が異なります。

1:自動車登録番号標

2004_1_4.jpg登録自動車(普通車)に取り付けるナンバープレートです。
取付対象...普通自動車、小型自動車、大型特殊自動車

2:車両番号標

2004_1_5.jpg軽自動車や自動二輪車、その他(自動車登録番号表に記載されている以外)の自動車が取り付けるナンバープレートです。

3:標識(原動機付自転車番号標)

2004_1_6.jpg小型特殊自動車や125cc以下の原動機付自転車など、市町村の条例に基づく地方税課税のためのナンバープレートです。

自動車のナンバープレートは、以下のように車の種類によって色が変わります。

対象車種登録自動車
(自家用)
登録自動車
(事業用)
軽自動車
(自家用)
通常のナンバープレート plate_1.png plate_2.png plate_3.png
図柄入り
ナンバープレート
寄付金付 plate_4.png plate_5.png plate_6.png
寄付金なし plate_7.png plate_8.png plate_9.png

※ナンバープレート画像の出典先は国土交通省ホームページ

 事業用登録自動車と自家用軽自動車で図柄入りのご当地ナンバープレートを選択した場合、周囲にそれぞれの色枠がつけられます。

表示内容の意味

 ナンバープレートには4つの表示項目があります。

2004_1_8.jpg

1:地域名

管轄運輸支局・自動車検査場を表す地名です。

2:分類番号

自動車の種別、および用途による分類を表す3桁の数字です。

自動車の種別 分類番号
普通貨物自動車 10~19 及び 100~199
普通乗合自動車 20~29 及び 200~299
普通乗用自動車 30~39 及び 300~399
小型貨物自動車 40~49 及び 400~499
60~69 及び 600~699
小型乗用自動車 50~59 及び 500~599
70~79 及び 700~799
特殊用途自動車 80~89 及び 800~899
大型特殊自動車 90~99 及び 900~999
建設機械に該当する
大型特殊自動車
00~09 及び 000~099

 分類番号部分にアルファベットが入っている場合がありますが、これは希望ナンバー制で人気がある一部の番号を使い果たしてしまったためです。2017年1月に国土交通省が施行し、2018年1月から実際に交付されています。分類番号の3桁のうち下2桁に、A C F G H K L M P X Y の10種類のアルファベットが使われています。

3:平仮名等

 自家用、事業用などの区別のための表示です。以下のような法則でひらがなは振り分けられています。

車両区分ひらがな
自家用 さ す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の
は ひ ふ ほ ま み む め も や ゆ ら り る ろ
事業用 あ い う え か き く け こ り れ を
レンタカー わ れ
駐留軍人用車両 よ E H K M T Y

 ナンバープレートのひらがなには「お、し、へ、ん」の4文字は使われていないことを知っていますか?その理由は次の通りです。

ひらがな理由
「あ」と混同するため
「死」を連想させるため
「屁」を連想させるため
読みづらいため
4:一連指定番号

1~9999までの4桁の数字が入ります。1999年からは希望ナンバー制が導入されて好きな数字を選べるようになりました。「7777」などの人気番号や、地域名が富士山の「3776」は抽選になっています。

最後に

ナンバープレートには多くの役割があり、様々なルールの元に表記も決められていることがお分かりいただけましたでしょうか。さらにナンバープレートには、表示方法にも基準があることはご存じですか。コラムバックナンバーの「ナンバープレート表示基準の明確化」で詳しく記載しております。こちらも併せてご覧ください。