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悪質ロードサービス業者にご注意! - くるまが

はじめに

 運転中の事故や急な故障時に助かるロードサービスですが、最近では高額請求を行う悪質な業者が増えているようです。日本損害保険協会や消費生活センターが注意を呼び掛け、消費者庁でも消費者安全法に基づき悪質な業者名を公表しています。そこで今回は、悪質ロードサービスの手口や被害に遭わないためのポイントをお教えしたいと思います。

悪質ロードサービス被害の実態

 内閣府の「レスキューサービスに関する消費者問題についての意見」によると、インターネットで依頼したロードサービスに対しての国民生活センターへの相談件数は2021年から急増し、年々増加しています。

2024年度には過去最多の1,043件の相談が寄せられました。
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出典:レスキューサービスに関する消費者問題についての意見(内閣府ホームページ)

 

 <具体的な相談の事例>

1:事前説明のない緊急対応費や祝日対応費を請求された

2:料金について十分説明がないまま作業され、高額請求をされた

3:業者から「費用は損害保険会社に請求できる」と言われ契約したがそれは虚偽の情報で、請求が認められなかった

4:作業内容(原因診断)が不適切で、車が直らなかった

 中には業者が「支払いをしなければ、勤め先や親に言う」「提示した金額を支払いするまで帰らない」などと顧客を脅す極めて悪質なケースもあるようです。

相談者は自動車のトラブルに慣れていない20代や学生が多く、慌ててインターネット検索を行って表示された業者に依頼してしまうケースが多いようです。

 こういった悪質なロードサービスは「日常のトラブルを安価で解決する」と宣伝しながら、実際は高額請求を行う「レスキュー商法」のひとつです。レスキュー商法の例としてはトイレ修理・水漏れなどの修理トラブルが多く、鍵の開錠や害虫駆除といった分野でもトラブルが増えているようです。いずれも「緊急事態に直面してパニック状態になった消費者の心理を利用し、顧客を募る」という手口を使っています。

 

 

ロードサービス利用時の注意点

 悪質業者にだまされないために注意したいポイントを3つお伝えします。

 

1:まずは契約中の損害保険会社・保険代理店へ相談

2510_1_2.png 予期せぬ事故や故障が起こると気が動転しがちですが、落ち着いてまずは今契約中の保険会社、保険代理店、ロードサービス会社へ連絡しましょう。任意の自動車保険にはロードサービスが付帯されている場合がほとんどです。代理店や保険会社では保険契約内容が確認でき、必要なアドバイスやロードサービスの手配を受けることができます。また、有料にはなりますがロードサービス最大手JAF(日本自動車連盟)のロードサービスは非会員でも利用できます。

いざという時にすぐに連絡ができるよう、電話番号が分かるものを車に入れておいたり、携帯電話に電話番号を登録することをお勧めします。

上記に相談が難しい場合には、近くのディーラーを頼る方法もあります。

 

2:ネット検索上位だから信頼できるとは限らない

2510_1_3.png 消費者庁によると悪質業者のサイトは検索結果の上位に表示されることが確認されていますが、これは業者が広告料を支払って上位に表示させているリスティング広告の場合が多く、必ずしも信頼性の高いサイトというわけではありません。ネット検索の上位に表示されているという理由で安易に信頼せず、サイトに表示されている料金が不自然ではないかなど内容を吟味して利用を検討しましょう。

 

3:具体的な作業内容を確認し、見積りを取る

2510_1_4.png 作業内容や料金の説明が十分されないまま作業を実施されないためにも、まずは作業前に具体的な作業内容料金を確認する必要があります。過大で高額な請求をされないためにも見積りは必ず依頼し、キャンセル料なども確認しましょう。万が一、請求金額や作業内容に納得がいかない場合にはきちんとした説明を求め、その場で支払いを強要する雰囲気がある場合は警察を呼んで対応するのもひとつの手です。

 

最後に

 悪徳業者に繋がらないためには事故・故障対応の正しい知識が求められます。急なトラブルが起こると慌てて頭が真っ白になりがちですが、そんな時ほど冷静な対応が必要です。気が動転しやすい方は対応方法を紙にまとめて車に載せておくなど、事前の備えをお勧めします。

また、万が一悪質業者にお金を支払ってしまった場合でも、広告やウェブサイト上の記載金額と実際の請求額が大きく異なる場合には、クーリング・オフできる可能性があります。ロードサービスは訪問販売に該当し、「契約書面を受け取った日から日以内」がクーリング・オフ適用期間になります。相談は消費者ホットライン(188)や近くの消費生活センターで受け付けていますので、泣き寝入りせず相談しましょう。

車に乗っている限り、事故や故障が起こるリスクからは逃れられません。発生時にすぐ対応できるよう、今一度緊急時の対応方法を確認しておきましょう。

 【あいおいニッセイ同和損保×100日間無事故キャンペーン】 コラボセミナー - くるまなび

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セミナー概要

状況 受付中
日時

2025年11月13日(木)10:00~10:40

場所 オンライン(Zoomを使用したオンラインセミナー)
料金 無料
定員 100名
講演内容

セミナー内容

 ①市販のドラレコとの違い
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【登壇者】あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
名古屋企業営業第一部 営業第二課
課長補佐  北山 泰弘様

視聴方法 申込後、メールにて視聴用URLを送付いたします。
※ご参加にはZoomアプリのインストールが必要です
※ネットワーク環境の良い場所からご参加ください
当日までの流れ 1:下部「セミナーに申し込む」より申し込みフォームを開き登録
2:参加用URLがメールで届く
3:セミナー当日、参加用URLからご参加

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セミナー概要

状況 受付中
日時 2025年11月19日(水)10:00~10:45
場所 オンラインセミナー(Zoomを使用)
料金 無料
定員 100名
講演内容

アルコールチェックをはじめとした社用車管理のトレンドや事例、ソリューションの紹介

 ①飲酒運転防止義務と道路交通法の最新動向
 ②なぜ現場任せでは飲酒運転を防げないのか?
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  「アルコール・インターロック」の仕組みと特徴
 ④ DXで変わる車両管理業務_Bqey 運用事例と導入効果

【登壇者】株式会社東海理化
ニュービジネスマーケティング部セールス室 室長 春名 晃様

視聴方法 申込後、メールにて視聴用URLを送付いたします。
※ご参加にはZoomアプリのインストールが必要です
※ネットワーク環境の良い場所からご参加ください
当日までの流れ 1:下部「セミナーに申し込む」より申し込みフォームを開き登録
2:参加用URLがメールで届く
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デンソーテン様との合同セミナー開催 - Information

このたび株式会社デンソーテン様と合同セミナーを開催することになりました。
総務部門等車両管理をされている方、安全運転管理者の方に向けたセミナーとなっております。

開催日時:2025年10月22日(木)10:00~10:40
本セミナーは「Zoom」を使用したオンラインセミナーです。
お手元にPCとインターネットの環境があれば、ご自宅や職場、遠隔地からでもご参加いただけます。
詳細は下記バナーからご確認ください。

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運転時の「眩しい!」にご注意 - くるまが

はじめに

 秋から冬にかけての季節は空気が澄み、紅葉や雪景色など美しい風景が広がる絶好のドライブシーズンです。しかし、この時期の運転には思わぬ落とし穴があります。それが「西日による眩しさ」です。実は、秋冬は夏に比べて西日が眩しく感じる時間が約1.5倍にもなると言われています。今回は、西日眩しさが引き起こす危険性と対策について詳しく見ていきましょう。

 

眩しさが引き起こす危険性

 西日による眩しさは、視界を遮るだけでなく、交通事故のリスクを高める要因にもなります。運転中に一瞬目がくらむような経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。時速60キロなどで走行している車で、一瞬でも視界が奪われてしまうと重大な事故に繋がる危険性が高くなります。特に以下のような場面では注意が必要です。

信号や標識が見えづらくなる

2509_2_1.png 西日が強く差し込むと、信号の色が判別しづらくなり、標識が反射して読めなくなることがあります。



歩行者や自転車の発見が遅れる

2509_2_2.png 逆光の中では、歩行者や自転車がシルエットとしてしか見えず、距離感や動きが把握しづらくなります。



前方車両のブレーキランプが見えにくい

2509_2_3.png 太陽光が反射してしまうと、前方車両のブレーキランプが見えづらくなり、追突の危険が高まります。


 

―なぜ秋冬は西日が眩しいのか?

 太陽の動きに注目してみましょう。は太陽が高い位置を通過するため、夕方になっても太陽の光が直接目に入る角度になる時間は比較的短めです。一方、秋冬は太陽の高度が低く、地平線近くを移動します。そのため、午後の早い時間から夕方にかけて、太陽の光が斜めに差し込み、運転者の目に直接入ってくる時間が長くなるのです。さらに、秋冬は空気が乾燥していて澄んでいるため、太陽光が散乱しにくく、より強く、鋭く感じられます。これが「眩しさ」を増幅させる要因となります。そして、交通事故率が高いのは太陽が10°〜30°の高度に位置する時だと言われています(科学警察研究所調べ)。ちょうど、運転中に太陽の光が直接入りやすい角度にあたることがわかりました。(逆に10°になると、建物等で遮られ、交通事故率は一気に下がります。)

 

対策方法

 視界が遮られると、歩行者や障害物、対向車を認識できずに大事故に繋がってしまいます。
では、秋冬の西日にどう対処すればよいのでしょうか。以下のような対策が有効です。

1.サングラスの活用

2509_2_4.png 偏光レンズのサングラスは、眩しさを軽減するだけでなく、反射光も抑えてくれるため、視界がクリアになります。特に夕方の運転には必須アイテムです。

2.サンバイザーの調整

2509_2_5.png 車のサンバイザーを適切に使うことで、直接目に入る太陽光を遮ることができます。角度をこまめに調整することで、効果を最大限に発揮できます。

3.フロントガラスの清掃

2509_2_6.png 汚れたガラスは光を乱反射させ、眩しさを増幅させます。定期的な清掃を心がけ、特に内側の油膜やホコリはしっかり取り除きましょう。

4. 時間帯を意識した運転計画

2509_2_7.png 西日が強くなる時間帯(午後3時〜5時頃)を避けて運転するのも一つの方法です。特に長距離ドライブでは、出発時間を調整することでリスクを減らせます。

5. 速度を控えめに

2509_2_8.png 眩しさで視界が悪くなると、反応速度も遅れがちです。安全のためにも、速度を控えめにし、車間距離を十分に取るようにしましょう。

 

ここまでは秋冬の西日の眩しさについてお伝えしましたが、次に季節に関わらず年間を通して注意が必要な「運転中のヘッドライトの眩しさ」についてもお話します。

―対向車のヘッドライトが眩しい時は?

 昔は信号待ちや踏切待ちの際にライトを消すというマナーが一般的でしたが、最近ではオートライト機能の普及により、ドライバーの意識が希薄になってきています。オートライト任せにせず、自らの判断で適切なライト操作をすることが求められます。そんな眩しいヘッドライトから身を守るために、個人でできる対策を3つ紹介します。

1.直視しない

 対向車のヘッドライトのまぶしさは突然なので、事前の対策が難しいです。何も対策グッズが無い場合は、シンプルにそのヘッドライトの光を見つめないことを意識してください。直視すると、網膜にしばらく残像が残るのですぐに暗いところが見えづらくなってしまいます。目線を運転に支障のない程度に左に反らし(対向車のいない方)、切り抜けましょう。

 2.夜間用サングラスで防止

 夜間用のサングラスがあることをご存じでしょうか?夜に真っ黒のレンズだと全く見えなくなってしまうので、イエロー系の透過率の高いレンズのもので偏光レンズを使用したサングラスがおすすめです。偏光レンズは、目に入ってくる光の方向を制限する効果があり、物体に乱反射した光が眼に入るのを防ぐことができます。夜の着用では、ヘッドライト系の光のまぶしさを軽減する作用があるだけではなく、繁華街のネオンサインの明かりや、テールランプの明かり、さらには雨で路面に反射した光などギラギラした光に対して効果があります。もちろん「夜間用」といえど日中のドライブでも使用は可能で、雪道の照り返しにも効果があるだけでなく、視界のコントラストもはっきりします。

3.デジタルインナーミラーの導入

 後続車のライトの眩しさに悩まされる場合は、デジタルインナーミラーがおすすめです。自動で反射を抑えたり、映像処理によって視認性を向上させたりすることが可能です。

 

ドライバーの意識が事故を防ぐ

 西日による眩しさは自然現象であり、またヘッドライトによる眩しさもまた、運転をしている以上避けることはできません。しかし、ドライバーがそのリスクを理解し、適切な対策を講じることで、事故の可能性を大きく減らすことができます。これからの秋冬のドライブは、景色を楽しむだけでなく、家族や友人との大切な時間を過ごす貴重な機会です。その時間を安全に、そして快適に過ごすためにも、「西日対策」のポイントは欠かせません。次のドライブでは、ぜひ西日の時間帯を意識しながら今回ご紹介した対策を活用してみてください。少しの工夫が、大きな安心につながります。

 【デンソーテン×100日間無事故キャンペーン】 コラボセミナー - くるまなび

通信型ドライブレコーダーの活用
「事故防止」「安全運転教育」を効率的に行う!

こんなことができます

・事故リスクのあるシーンをAIが自動検知、ドライバーにリアルタイムで警告!
・AIがドライバーの運転傾向を分析、「eラーニングの教育資料」を自動作成して配信!
・手間をかけずに「事故の未然防止」「安全運転教育」をサポート!

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セミナー概要

状況 受付中
日時 2025年10月22日(水)10:00~10:40
場所 オンラインセミナー(Zoomを使用)
料金 無料
定員 100名
講演内容 安全運転教育の重要性と効率的に行う方法

  ①安全運転教育の重要性
  ②Offsegによる運用効率の最大化とシンプルな管理

【登壇者】

株式会社デンソーテン
アフターマーケット営業部 第二営業室
正木 涼 様

視聴方法 申込後、メールにて視聴用URLを送付いたします。
※ご参加にはZoomアプリのインストールが必要です
※ネットワーク環境の良い場所からご参加ください
当日までの流れ 1:下部「セミナーに申し込む」より申し込みフォームを開き登録
2:Zoomへの参加登録
3:参加用URLがメールで届く
4:セミナー当日、参加用URLからご参加

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厳しい残暑、タイヤトラブルにご注意! - くるまが

 夏は路面温度が高温になることから、バーストやパンクなどのタイヤトラブルが一年の中で起こりやすい時期と言われています。2025年は国内最高気温が2回更新される記録的な猛暑となり、群馬県伊勢崎で41.8℃を記録しました。そして10月まで厳しい残暑が長引く予想がされています。そこで今回は、夏のタイヤトラブルが起こる原因と対策についてお話します。
 

夏にタイヤトラブルが増える原因

 夏はタイヤにとって過酷な環境となる季節です。ここではタイヤトラブルが夏に増える理由をご紹介します。

 1:路面の熱によるゴムの劣化

2509_1_1.png タイヤのゴムはの影響を受けやすく、熱によって劣化していきます。強い日差しが照り付ける酷暑の路面は、火傷しそうなほどの熱さになります。その上を走るタイヤも高温に晒され、負担が大きくなります。そこに走行時のタイヤと路面との摩擦による摩擦熱も加わって、タイヤの温度はさらに上昇します。そのため、はタイヤの劣化スピードが早くなり、ひび割れ、パンク、バーストが起こりやすくなります。

 2:空気圧不足

 タイヤの空気圧が不足した状態で高速で走行すると、タイヤが波状に変形する「スタンディングウェーブ現象」が起こります。これはバーストの前兆となる危険な現象で、タイヤは急激に発熱を起こして内部の空気圧が急上昇します。そのまま走行を続けるとタイヤが一瞬で破裂するバーストに繋がります。スタンディングウェーブ現象が起こると、車体が小刻みに振動したのち、大きな振動に変わったり、タイヤのゴムが焼ける臭いなどの異変も出ます。

また、夏休みやレジャー移動などで長距離走行や高速道路走行の機会が増えることもタイヤへの負担が高まり、トラブルのリスクが高まる原因になります。そして暑さだけでなくキズ・ヒビなどといったタイヤの劣化やタイヤに負担のかかる過積載も、バーストやパンクの原因となります。
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タイヤトラブルを防ぐためには

 バーストやパンクなどのタイヤトラブルを防ぐには、車を正しく使用することが大切です。ここではタイヤトラブルに遭わないために実施したい対策をいくつか紹介します。

1:空気圧の点検

2509_1_3.png タイヤの空気は何もしなくても抜けていくため、指定された空気圧になるよう定期的に補充する必要があります。1か月に1回を目安に空気圧点検をしましょう。カー用品店で販売しているタイヤゲージを使って自分で点検もできますが、給油の際にガソリンスタンドでチェック・補充してもらうのがおすすめです。また、タイヤへの負担がかかりやすい高速道路走行前には必ず空気圧を確認しましょう。車種ごとに決まっている指定空気圧は運転席側ドアに表示がされています。

 

2:タイヤの状態を確認する

2509_1_4.png 乗車前に一周し、タイヤの側面・接地面の状態を確認していきましょう。確認のポイントは以下の通りです。

 ・ひび割れ、亀裂はないか

 ・ふくらみ(コブ)はないか

 ・えぐれキズはないか

 ・などの異物が刺さっていないか

 ・異常な摩耗がないか

 ・タイヤの溝は十分あるか(スリップサインが出ていないか)

 特にタイヤ側面のコブのようなふくらみはバーストに繋がる恐れのある現象のため、早急にタイヤ交換する必要があります。また、スリップサインが1か所でも出ているタイヤは道路交通法で装着・走行が禁じられおり、整備不良として交通違反の罰則対象になります。(普通車の場合違反点数2点、罰金9,000円

 

3:タイヤローテーションを行う

2509_1_5.png 定期的に前後・左右のタイヤの位置交換を行うことで、タイヤの摩耗を均一にして片減りを減らすことができます。タイヤローテーションはタイヤを長持ちさせるメリットもありますので、車検や定期点検の際に実施することをお勧めします。

 

4:荷物や人を積みすぎない

2509_1_6.png 車には最大積載量や定員が定められています。指定された最大積載量を超えた荷物や乗車人数を載せて走ることはタイヤへの負担を大きくし、タイヤ寿命が短くなります。最悪の場合、過熱してバーストにも繋がります。トラック等の事業用車両では、過積載取り締まりの対象にもなります。荷物の量を調整して、安全な運行を守りましょう。

 

走行中にタイヤトラブルに気付いたら

 もしも走行中にパンクやバーストなどのトラブルが起こった場合、そのまま走行を続けることは危険です。まずは路肩や安全な場所へ車を停車させることが大切になります。特にバーストが起きた場合はハンドル操作もままならなくなるため、ハンドルをしっかり握って徐々にスピードを緩めます。急ハンドルや急ブレーキを避け、安全な場所に停車することだけに集中しましょう。

安全な場所へ停車したらハザードランプを点灯させ、停止表示板や発煙筒などの停止表示器材を設置します。後続車に自車の異常を知らせ、追突などの二次被害を防ぐことができます。

 安全確保ができたら、携帯電話や道路脇にある非常電話を使ってロードサービスへ連絡しましょう。JAFや保険会社の電話番号が分かるものを車に備え付けたり、携帯電話に番号を登録しておくと、いざという時に便利です。バーストの場合はパンクと違い自力での修理は不可能なうえ、バーストの衝撃でタイヤ以外の部分が損傷している可能性があります。無理をせず救援を待ち、整備工場で車全体を点検してもらうのが安心です。

ちなみにスペアタイヤを積んでいる車の場合、その場で交換して走行を続ける方法もありますが、スペアタイヤは近くの整備工場への移動など応急処置としての使用にとどめるのが賢明です。

 

最後に

 タイヤのバースト・パンク以外にも車のトラブルを予防するには、日常点検が最善の方法と言えます。日常整備は、日頃車を使用する中でドライバーが自分でできる点検項目です。マイカーの方は走行距離や運行時の状況などに応じて、業務で車を使用されている方は一日の運行前に実施してください。

日常点検チェックシートや日常点検の仕方は国土交通省のホームページ(https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha/tenkenseibi/tenken/t1/t1-2/)にも掲載されているので、活用して実践してみましょう。また、自分で点検するのは不安な方はお近くの整備工場にご相談ください。日頃走行していて気になることなどがあれば、車のプロである整備士に気軽に相談してみてください。

なお、キムラユニティーグループの整備工場は愛知県内に7店舗がございます。名古屋、三河、尾張のすべての地域に店舗がありますので、お近くでお困りの事がございましたらお気軽にご用命くださいませ。

店舗の詳細はこちら(https://www.carlife-service.com/store.html)をご覧ください。

WEB運転適性検査 - くるまなび

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オリジナルセミナー - くるまなび

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状況 受付中
内容

実際の事故映像を使用したセミナーです。

セミナー対象は一般社員、管理者、事故発生者、新入社員など幅広くご用意しております。

※訪問実施の場合、会場費用・交通費はお客様負担となります

※WEB開催時の最大接続上限:150名まで

※貴社のドライブレコーダー映像も利用可

日時 お客様と打合せの上、決定させていただきます。
場所 訪問 / 録画配信 / オンライン(Zoomを使用)
※受講前に視聴環境の準備をお願いします
所要時間 現地開催:1時間程度 / 録画配信:約20分
料金 ¥100,000~
当日までの
流れ

① お申し込みフォームからお申込み

②(申し込み日から3営業日以内)事務局よりご連絡

③ 事前にお客様と打ち合わせの上、テーマ、講演時間を決定

④(当日)訪問、オンラインの場合お送りしたURLからご参加

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知っておきたい!電動キックボードの交通ルール - くるまが

はじめに

 街中で見かける機会が増えた電動キックボード。「便利そうだけど、免許は必要なの?乗っていい場所は?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。今回は令和5年(2023年)71日から導入されている電動キックボードの交通ルールについてご紹介します。

 

令和5年(2023年)71日法改正で何が変わったの?

道路交通法の改正後、電動キックボードを取り巻く法制度の特に大きな変更点は、以下の2点です。

1.特定小型原動機付自転車という新しい車両区分が創設された

2.特定の条件を満たす電動キックボードは運転免許が不要になった

 これまで電動キックボードは、いわゆる原付バイク又は自動車と同じ扱いで、運転免許が必要でした。それが道路交通法の改正により、一定の基準を満たす電動キックボードは、「特定小型原動機付自転車」と定義され、16歳以上であれば、運転免許がなくても運転ができるようになりました。では「基準を満たす電動キックボード」とはどういったものなのか、また、電動キックボードを運転するときに注意すべき交通ルールを確認していきましょう。

 

特定小型原動機付自転車とは?

特定小型原動機付自転車の基準は以下の条件を満たした電動キックボードを指します。

車体の大きさ
  • 長さ:190センチメートル以下
  • 幅:60センチメートル以下
車体の構造
  • 原動機として、定格出力が0.60キロワット以下の電動機を用いること。
  • 時速20キロメートルを超えて加速することができない構造であること。
  • 走行中に最高速度の設定を変更することができないこと。
  • オートマチック・トランスミッション(AT)であること。
  • 最高速度表示灯(灯火が緑色で、点灯又は点滅するもの)が備えられていること。

 これらの基準を満たさないものは、形状が電動キックボード等であっても、特定小型原動機付自転車にはならず、令和5年7月1日以降も、引き続き車両区分(一般原動機付自転車又は自動車)に応じた交通ルールが適用されます。

 

特定小型原動機付自転車を運転する上での義務とは?

2508_2_1.png 特定小型原動機付自転車には、ナンバープレートの取り付け自動車損害賠償責任保険への加入義務付けられています。特定の条件を満たせば免許は不要になったものの、ナンバープレートはほとんど全てのケースで必要となります。ナンバープレートなしで公道を走行した場合、法令違反となり、罰金や罰則の対象となりますので絶対にやめましょう。

また、運転者には、ヘルメット着用の努力義務が課せられています。

 

【特定小型原動機付自転車運転時の罰則規定はあるの?】

特定小型原動機付自転車を運転する際の主な交通ルールは次のとおりです。

16歳未満の運転の禁止

2508_2_2.png 16歳未満の人が特定小型原動機付自転車を運転することは禁止されています。また、16歳未満の人に対して、特定小型原動機付自転車を貸したりすることも禁止されています。

②飲酒運転の禁止

2508_2_3.png お酒を飲んだときは絶対に運転してはいけません。また、飲酒運転をするおそれがある人に特定小型原動機付自転車を貸したり、お酒類を提供・飲酒を勧めたりすることも禁止されています。※飲酒運転者のみならず、お酒の提供者も厳しく処罰されます。

③二人乗りの禁止

2508_2_4.png 特定小型原動機付自転車は、二人乗りは禁止されています。

④運転中にスマートフォンでの通話と画面を見ながらの運転の禁止

2508_2_5.png 周囲の危険を発見することができず、歩行者や他の車に衝突するなどして、重大な交通事故を誘発する恐れがあるため禁止されています。

⑤信号無視・一時不停止の禁止

2508_2_6.png 他の車両と同様に、信号や一時停止の標識は必ず守りましょう。違反行為には罰金や懲役などの罰則が科せられます。運転する前にどのような行為が違反にあたるのか、事前に確認しておくことが大切です。

 

特定小型原動機付自転車が通行できる場所は?

 電動キックボードで走行可能な場所が改正前は車道のみだったのに対し、改正後は車道・路側帯・自転車レーン・歩道と大幅に増えました。走行可能な場所と走行してはいけない場所は次の通りです。

【走行可能な場所】

  • 車道: 原則として車道の左側を走行します。
  • 普通自転車専用通行帯: 自転車専用レーンも走行可能。
  • 自転車道: 自転車道も走行可能。
  • 路側帯: 歩行者の通行を妨げない限り、路側帯も走行可能。

 

【走行してはいけない場所】

  • 歩道:原則として通行禁止

※ただし特例特定小型原動機付自転車は歩道に「普通自転車等及び歩行者等専用」の標識がある場合のみ、歩行者の通行を妨げないように通行することができます。歩道を走行する際はあくまで歩行者が優先であることを忘れないでください。

  • 高速道路・自動車専用道路:すべての電動キックボードの走行は禁止。
  • 歩行者専用路側帯:歩行者専用の路側帯は通行禁止。
  • 通行禁止の標識がある道路:「車両通行止め」や「原付走行禁止」などの標識がある道路は走行不可。
  • 右側車道:左側通行が義務。右側を走行すると「通行区分違反」となります。

 

最後に

 2023年の法改正以降、電動キックボードは利便性が高いことに加え、電気で動くことからガソリン車やバイクに比べてCO2排出量を削減できる点もメリットとなり、都市部での短距離移動に適した手軽で環境に優しい移動手段として注目されています。ただし、車両である以上、道路交通法のルールを守ることが何よりも大切です。電動キックボードを運転するにあたり、守るべき交通ルールと違反や罰則の対象とされる行為をしっかりと把握しておくことが重要です。通勤時やちょっとした移動に便利な電動キックボード、正しい知識を持って、スマートで安全な新しい形のモビリティライフを取り入れてみてはいかがでしょうか。